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料理を作っていると、ガチャっと玄関から音が聞こえてきた。
どうやら母さんの交際相手が着いてしまったようだ。

あとは盛り付けるだけなので、
母さんにはお客様に席について待ってもらうように言った。





料理を運ぶと、みんな席について待っていてすこし緊張する。
でも、母さんはとても幸せそうな顔をしていて・・・。
あんなにうれしそうな母さんの笑顔を見るのは久しぶりだ。





食事の準備ができたので、とりあえず食事をしながら会話をすることに。
とりあえず、自己紹介から話しがはじまった。
母さんの交際相手は黒木 健一 (くろき けんいち)さんというらしい。
穏やかでやさしそうな人だな。っていうか、男前なんだけど。母さんやるな・・・。
ぼうっと健一さんを見ていると、
「子供2人いてね、紹介してもいいかな?」と声をかけられた。
いきなりでまともに反応を返せずにいると、健一さんは手のひらで自分の子供たちを示して見せた。





健一「まずは、こっちが息子の千歳(ちとせ)。」

健一さんが初めに指したのは、20歳過ぎくらいと思われるやたら顔の整った青年だった。
男の俺から見ても憧れるくらい男前だと思う。

千歳「千歳です。よろしく。」
旬 「こ、こちらこそ。」

見た感じ、すごくクールそうなイメージだけど笑顔がすごくやさしい。
どんな人もイチコロなんだろーなぁ。

ぼんやりとそんなことを考えていると、健一さんの手のひらが移動した。





健一「で、こっちが娘の陽菜(ひな)。確か、旬くんと同い年だよ。」

健一さんが次に指したのは、可愛らしい女の子だった。
同い年なのかぁ。

陽菜「はじめまして、陽菜です! よろしくねー^^」
旬 「こちらこそ、よろしく・・・。」

見た目はお嬢様って感じだけど、すごく明るいくて人懐っこそうな子なぁ・・・。


簡単な紹介が終わったら、終始和やかな雰囲気で食事会は進んでいった。
こんなに賑やかな食卓は初めてかもしれない。
家族っていいなぁ・・・と、じみじみと思ったり。

健一「っと、そうだ。これからのことについてなんだけど。」

思い出したような健一さんの言葉に僕は首を傾ける。
健一さんは僕のほうへ向き直り、穏やかに微笑んだ。

健一「俺と美佐子さんは来月から仕事上海外へ行くことは聞いてるかな?」
旬 「はい、聞いてます。」
健一「うんうん。俺としてはね、このアパートから家に引っ越してきてもらいたいんだ。」
旬 「えっ?」
健一「1人で暮らすって大変だし、俺たちも心配だしね。
    家で千歳と陽菜と3人で暮らしてほしいなと思うんだけど。どうかな?」

今日1日で1番のカウンターをくらった感じだ・・・。
それでも返事をしなくてわと、ぐるぐると回る頭の中から言葉を引き出した。

旬 「あの・・・でも、えっと・・・みんなはそれでいいんですか?」
健一「それはもちろん。みんな了承済みだからね。」

ぇええ?!そうなの?
驚いて周りを見ると、みんなにっこりと綺麗な笑みを浮かべていた。

美佐子「そうしてくれるとお母さんも安心だし、みんな旬と暮らすの楽しみにしてくれてるのよ。」

俺みたいなやつと一緒に暮らすのを楽しみにしてくれてるなんて・・・。
母さんも安心させたいし・・・好意に甘えちゃっていいのかな・・。
というか、選択肢とかない気がするんだけど。お金の問題とか、お金とかry(ぁ





旬 「えっと・・・ふつつかものですが、よろしくお願いします。」
健一「おお!一緒に住んでくれるか!ありがとう!」

お礼を言うのは僕のはずなのに、
満面の笑みを浮かべた健一さんに何度もありがとうと言われた。

全然実感もなく、頭の中は真っ白。
現実に心がついていかない。
そんな僕の心中とは関係なく、解散する頃には引越しの日程まで決まってしまっていた。




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